それでは具体的な話に入っていきましょう。まず御自身が10年後、20年後にどんな状態になっていたいのか、何歳までに何をしたいのか、設計図というか計画表というものをまず作ってみてください。メモ用紙に箇条書きでも構いません。夢や目標は人それぞれです。特別に高級なものを無理矢理考える必要はありません。例えば「家を購入する」「子供を大学卒業させる」などはわかりやすいですね。
「今の資産状況では何となく足りなくなるようで不安だから運用を考える」という人もいるかと思います。また、「お金は無いよりあった方が安心」という感覚で、何となく金融商品を購入している人もいるでしょう。しかし、何のためにどれくらいのお金が必要なのかを明確にすれば、それに適したより効率的な運用を行うことができます。
逆の言い方をすれば、目標が曖昧なままだと、せっかく購入している金融商品やその他の運用方法が、本来の目的から外れた非効率なものであったり、わざわざ不必要なことをやっているということになりかねません。
さて、せっかくですからもう少し細かく詰めて行きましょう。
目標を数値化していきます。例えば「老後の生活費として月35万円は確保できるようにする」といったものです。
具体例の詳細は後述いたしますが、いついつまでにいくらの金額が必要だというものをはっきりさせるということです。無理な目標を立てるのではなく、その時点での一般的な事例をきちんと調べた上でそのデータに基づいて必要額を算出します。その際に必要になるのが各種の統計データです。子供を大学に行かせるのにいくら必要か、ふつうはすぐに思い浮かびませんよね。そこで公的機関や民間の調査期間などで公表しているものを参考にして、裏付けのある数値を出します。
繰り返しますが、この目標を明確にして数値化する作業をしっかりやっておかないと、何のための資産運用かわからなくなります。目標を明確にすることで金額的にはあとどれくらい足らないのか、どのような対策を採っていけば良いのかも具体的にすることができますので、実現した時の嬉しさをイメージしながら取り組んでください。
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