資産運用

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貸借対照表と財務諸表とは

株式投資を行うにあたって、投資家は企業のどういう点に着目して銘柄を選ぶのでしょう。株価の変動要因としておおむね考えられるのは

(1)業績
(2)配当の多さ
(3)新製品の開発
(4)為替相場
(5)PER、PBR
(6)金利状況

などが挙げられます。

業績が伸びていくようだと判断されるのであれば、恐らく配当の額も増えて行くであろうし、また、今までになかった画期的な新製品を開発したという情報が出たら、売り上げが伸びるわけですから業績アップは間違いない。為替は円高になると輸出企業は利益が減るが、輸入する際には円高はありがたい、ということで、(1)~(4)は理屈としては簡単なお話ですね。

理屈としては簡単なんですが、では実際にそれを判断する、特にその会社の業績がどういう状況にあるかを把握するための論拠はどこにあるのでしょう。

基本的には、その会社の財務諸表を見て経営の状態を判断する経営分析はやっておきたいものです。証券取引所に上場されている企業であれば、必ず毎期ごとに財務諸表を公開することが義務づけられていますので簡単に入手できます。経営分析と言うと難しく感じるかも知れませんが、子供のお小遣い帳を、親であるあなたが子供が無駄遣いしていないかなどをチェックする、ということと大差のない話です。

まず損益計算書、これは家計簿によく似ています。単純に一定期間に得た収益からその期間にかかった費用を差し引いて、いくらか残っていたのなら黒字、マイナスになっていれば赤字ということです。収益と費用それぞれ、どういう事由で発生したものか細かく項目別に表示されているので確認できます。

赤字になると必ずその会社の株価を下げることにつながるとは限りません。ある会社が不採算の事業から撤退することを決め、その時に退職する人たちへの退職金の支払いが多くなったことで多額の費用がかかったという状況を頭に浮かべてください。その年はたしかに出費が多くて赤字決算にはなるけれども、不採算事業という重荷から解放され、来年以降は会社としては業績アップにつながるという判断がなされれば、あえて赤字の道をとったことが評価されて株価が上がる場合もあります。

では次に、収益と費用それぞれがどのように活かされているか、黒字であるのが望ましいですが、さきほどの例のようにある年の赤字が評価できるものかも知れないという判断するためにもチェックしておきたいのが、貸借対照表です。

貸借対照表は簡単に言うと、今ある財産・今ある借金それぞれを一覧表にしたものです。財産とは現金だけではなく、その会社の販売前の製品とか工場や設備なども含まれます。借金は銀行から借り入れているものもあれば、原材料を仕入れてその代金は未払い状態のもの、いわゆる買掛金ですね、そういうものも含まれます。それらが項目ごとに細かく表記されています。

さきほどの赤字の例で言うと、不採算事業から撤退することによって、長期未払い金や退職給与引当金を大幅に減らすことができ、残っている事業部門の工場や機械設備などから、損益計算書によってその部門が生み出している利益などと比較して見てみることによって、来期以降は業績改善が数値的に予想できる、というように読み取れるかどうかということになります。

経営分析のために投資対象として興味がわいた企業の財務諸表を取り寄せて見た時、最初は戸惑うと思いますが順序を追って見ていけばすぐに慣れるものです。このぐらいの手間はかけておくべきだと思います。

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