資産運用

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PERとPBRとは

前項で株価の変動要因について触れた中で、⑤の“PER”“PBR”についてお話しいたします。これらは、投資家の間で売買されている株の値段(時価)が、財務諸表で得られた数値に対してどれぐらい妥当なものかを判断するのに使われる計算式です。ひとつずつ解説します。

PER(株価収益率)

株価がその会社の1株あたり利益の何倍になっているかを示します。

Aという会社が全体で100万株を発行しており、ある年に会社全体で1億円の利益をあげたとします。この場合1株あたり利益は

1億円÷100万株=100円

となります。


その時にその株はだいたい1株1000円で売買されていたとしましょう。PERの値は

1000円(株価)÷100円(1株あたり利益)=10倍

となります。


PERは他の会社の値を比較して見ていきます。今の例にあげた会社とは別のBという会社が、1株あたり利益は同じく100円で、株価の方が500円という状態にあるとします。その会社のPERは5倍となります。もしどちらの会社も同じく100円ずつの利益をあげ続けられるのであれば、B社のPERも10倍になる可能性があります。つまり株価500円のB社の株が1000円近くに値上がりするであろうから、今がB社の株を買うチャンスだということになります。

PERはこのように比較することで判断材料とするものですから、○○業種であれば何倍が当たり前というような絶対的な基準はありません。

PBR(株価純資産倍率)

株価がその会社の1株あたり純資産の何倍になっているかを示します。純資産とは持っている全資産から負債を差し引いた純粋な財産のことです。例えば10億円かけて工場を建設し、工事代金のうち2億円はまだ支払っていない場合、10億円-2億円で8億円の純資産を持っているという理屈になります。

Aという会社が全体で100万株を発行しており、ある年に会社全体で1億円の純資産を持っているとします。この場合1株あたり純資産は

1億円÷100万株=100円

となります。


その時にその株はだいたい1株1000円で売買されていたとしましょう。PBRの値は

1000円(株価)÷100円(1株あたり利益)=10倍

となります。

もし会社を解散して残っている財産を全ての株主に分配することを考えた場合、この会社は1株あたり100円ずつが分け与えられるという理屈になっているわけですから、理論的にはどんなに株価が下がったとしても、PBRが1倍、つまり1株100円が最低ラインだということになります。逆に計算例のように10倍になっているということは、それだけその経営の総合力が高く評価されているということになります。

PBRの値が高いことで全て前向きに評価できるとはいかない場合もあります。

前項であげた貸借対照表から純資産がわかりますね。会社の規模が大きくなるほど、設備など多くのものを持っているだろうし、負債の額も大きいと思います。負債が多いほど純資産の額は減少しますから、PBRの倍率が高くなってしまいます。借金の額がどんどん増えている場合、これからPBRが下がる、つまりその株価が値下がりする注意信号だと読み取れる場合があるわけです。

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