債券の利回り計算をやってみましょう。まず購入する窓口は証券会社、公共債であれば郵便局や銀行でも取り扱っています。
債券の利回り計算は3通りに分かれます。
新たに発行された債券を購入し、償還期限、つまり返済期日まで保有していた場合の計算です。
発行価額99円・表面利率3%・償還期限5年という債券があったとします。
債券の額面は100円ですが、発行する時の経済状況を考慮してもう少し安い値段で販売したり、高い値段で販売したりする例がたくさんあります。そこで発行価額99円としました。
表面利率とは額面に対する利子の値です。100円に対して3%ですから、1年ごとに3円の利息が発生するということです。償還期限も1年とは限りません。長期国債であれば償還まで20年という長いものもあります。
この例で、応募者利回りを計算します。
・額面100円-購入価額99円=売買差益1円
↓
・1円÷償還年限5年=利益割合0.2%
↓
・0.2%+表面利率3%=利息分も含んだ利益割合3.2%
↓
・(3.2%÷発行価額99円)×100=応募者利回り3.232%(小数点4位を四捨五入)
となります。
既に市場で売買されている債券を購入して、償還期限まで所有した場合の利回りです。
表面利率3%・償還期限まで残り3年の債券を101円で購入できたとします。
・額面100円-購入価額101円=売買差損-1円
↓
・-1円÷償還年限3年=損失割合-0.333%
↓
・-0.333%+表面利率3%=利息分も含んだ利益割合2.667%
↓
・(2.667%÷購入価額101円)×100=最終利回り2.64%
となります。購入価額が高くなった分、利回りは下がりましたが、他の金融商品を契約するより良いと判断した投資家が購入するわけです。
既に市場で売買されている債券を購入して、償還期限を待たず途中換金した場合の利回りです。
表面利率3%の債券を98円で購入し、4年後に99円で売却したとします。
・売却価額99円-購入価格98円=売買差益1円
↓
・1円÷所有期間4年=利益割合0.25%
↓
・0.25%+表面利率3%=利息分も含んだ利益割合3.25%
↓
・(3.25%÷購入価額98円)×100=所有期間利回り3.316%
となります。
実際の購入となると何十万円とか何百万円とかの金額になるわけですが、計算の手順は同じです。これらを確認し、前にお話しした御自身のファイナンシャルプランと照らし合わせ、比較的リスクの少ない運用手法のひとつとして購入するかどうか判断します。
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