資産運用

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外国為替証拠金取引(FX)とは

『18.円高・円安、為替の仕組み』の項で為替取引について触れた際にも、外国為替証拠金取引を挙げましたが、ここでもう少しそれについて詳しく見てみましょう。

まず念のため、為替相場の動きを利用して利益を得る手順を、架空の例を使って確認しておきますね。

①相場が1ドル=100円の状態で、今後円安になると予想した。
 ↓
為替取引によって、手元の日本円100万円を、米ドル1万ドルに交換する。


②予想どおり相場が円安に向かい、1ドル102円になった。
 ↓
先に交換しておいた1万ドルを、為替取引で日本円に交換する。交換比率が変わっているので、戻ってくる日本円は102万円となる。
 ↓
差し引き2万円の利益。

ということですね。もちろん、予想が外れて相場が反対方向に向かえば、損になります。

ここまで御理解頂いている上で、『21.先物取引と証拠金取引』で触れた先物取引の仕組みを重ねてください。

21項の際には金の先物取引を例に挙げました。2320万円分もの金を、135万円の証拠金のみを預けることによって取引できる、という例でした。為替証拠金取引の場合も、さきほどの例では100万円という金額でしたが、100万円の全てを支払って交換するのではなく、およそ10分の1程度に設定された証拠金を預けることによって取引できるようにしたものです。

預け先は外国為替証拠金取引を扱っている証券会社や先物取引会社、もしくは専門の取引業者です。証拠金の額は(手数料も含めて)、各会社によって違う額が設定されていますが、おおむね、本来の丸代金(さきほどの例で100万円にあたる額)の10分の1程度という感覚で良いと思います。

何故、実際の額より少ない証拠金だけで取引が出来るのでしょう。さきほどの例では最初に手持ちの円をドルに交換しましたが、後で円に戻しています。つまり、この投資家はドル札を持って海外旅行に行くとかいうような、本当にドルが必要な状況があったわけではなく、交換する際の差額で利益を得ようと思って取引しただけです。後で円に戻すことが前提としてあるので、1万ドルの現金をわざわざ受け取っておく必要は無く、2万円の差額を精算するだけで終了できるわけです。そこで、取引の参加料として証拠金だけ預けてください、という事にしているものです。

商品先物取引もこれと全く同じ仕組みです。先述した金の先物取引の場合でも、今回のドルの場合でも、もし本当の10kgの金の現物や1万ドルの現金を受け取るということであれば、2320万円もしくは100万円の現金を支払うことになります。

損になる場合はどうでしょうか。

さきほどの例で予想とは逆に円高になるとしましょう。1ドルが98円になり、今後もっと円高が進みそうで今のうちに決済した方が良さそうだと判断したとします。1万ドルを円に戻して98万円、2万円の損となります。

これがもっと大きな損になった場合をイメージしてください。1ドルあたり10円の円高になると、戻ってくる金額は90万円、10万円の損です。証拠金として預けていた金額は丸代金の10分の1程度に設定されているはずと言いましたので、つまり10万円だったとしてそれが全部無くなるということになります。さらにそれ以上の円高になるとそれだけ損が大きくなってその分だけさらにお金を払い込まなければなりません(これを『足が出る』と言います)。

商品先物取引の時にも言いましたが、そのような状態になる以前に、損の計算額が証拠金に対してある程度の割合より大きい金額になったら、自動的に『今これくらいの損が発生しているので、このまま取引を続けたいのであればあと○○万円追加して預けてください』という決まりになっています。追加の証拠金、追い証拠金という呼び方をします。

為替・株・債券・商品等、先物(証拠金)での取引には、全て同じような仕組みが設けられていて、気が付かないうちにとんでもない大きな損になっていた、という事を防ぐようにしています。おおむね損計算額が、預けた証拠金の半額を超えたぐらいの時に追加の必要が発生する、という設定になっている場合が多いと思います。もちろん、各銘柄・各会社によって違いがありますので、よく確認しておいてください。

証拠金を追加するかどうかは義務ではありません。追加してさらに損計算額が増えるようであれば、取引を継続する意味はありませんよね!? そう判断したら、そこで決済して、損を精算するだけです。『今は損計算になっているが、今後挽回していくだろう』と予想して取引を継続したいのであれば、追加してくださいという手順です。

少し乱暴な言い方になりますが、相場は上下するものです。上がっても下がっても、いつかは動きが反転するものです。一時的に予想とは逆に動いても、必ず戻る時がきます。もし、それまで追加の証拠金を預け続けるだけの財力があるなら、結果的に利益につながっていたという例は多くあります。

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