公定歩合とは、中央銀行(日本では日本銀行)が一般の民間銀行に対して貸出しを行う際に適用する基準金利のことをいいます。
尚、日本銀行では2006年(平成18年)8月より、従来の「公定歩合」という名称を変更、現在では「基準割引率および基準貸付利率」と呼ばれています。
かつて、日本の民間銀行の金利は公定歩合に連動するように規制が図られていました。そのため、公定歩合を変動させることは日本の市中金利を変動させる事と等しく、公定歩合は日本の政策金利の役割を果たしてきたのです。
公定歩合は金融政策によって決められます。
景気の良い時には高く設定することで預貯金やローンの金利を上昇させて通貨の流通を抑える、逆に景気が悪い時には低く設定することで通貨の流通を促すといった公定歩合操作が実施されてきました。
しかしながら、1994年10月に民間銀行の金利が完全に自由化されたことから、公定歩合によって民間銀行の金利を操作することはなくなり、公定歩合に政策金利としての意味は失われています。
こうした役割の変化から、公定歩合という名称は「基準割引率および基準貸付利率」へと変更され、現在では公定歩合は補完貸付(ロンバート型貸出)の金利という役割に変化しています。
補完貸付(ロンバート型貸出)とは、金融不安を抑えるために2001年3月から導入された制度で、日本銀行が金融機関の申し出に応じて、担保さえあれば公定歩合で資金を貸し出す制度です。
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