基軸通貨とは、国際為替市場において、その中心として扱われる通貨のことをいいます。
キーカレンシーとも呼ばれています。
基軸通貨となる条件としては、通貨価値が安定していること、世界経済において経済力が大きく輸出入も大きいこと、高度に発達した為替市場と金融・資本市場を持つこと、対外取引規制が無いこと、戦争によって国家が消滅したり壊滅的打撃を受けないと判断される立場にあることなどが挙げられます。
19世紀半ば以降、それまでの世界貨幣である金に代わって、英国のポンドが基軸通貨になりました。これには当時、国際金融の中心地としてイギリスの立場が強かったためです。
その後、第一次世界大戦によって欧州各国の経済力は弱まり、アメリカが戦争特需で経済的に急成長を遂げたことから、基軸通貨の機能は英ポンドから米ドルへと移行してゆきます。
さらに第二次世界大戦後には、アメリカが国際通貨基金(IMF)体制の下、強い経済力を背景に米ドルが基軸通貨としての地位を確固たるものとします。
将来的には、欧州単一通貨ユーロがドルと並ぶ基軸通貨に成長するであろうという見方もなされていますが、2009年現在、対外取引の80%以上が米ドルで行われているのに対し、ユーロはおよそ10%程度となっています。
また、過去にポンドからドルへの移行に数十年かかったことから見ても、ユーロが基軸通貨となるまでには、まだしばらくかかるというのが大方の見解のようです
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